日本は、実は莫大な量の水を輸入している

「バーチャルウォーター」を知っていますか

毎年8月1日は「水の日」。これは1977年に閣議決定されましたが、昨年になって水循環基本法で法定化されました。8月1日からの1週間を通じて、水資源の重要性について考える各種のイベントが国土交通省や各都道府県などの主催で行われます。

日本の水資源は豊かだが・・・(写真:ハムワ / PIXTA)

そこで、この機会に日本の「水資源」について考えましょう。

言うまでもなく、日本は四方を海に囲まれる島国です。国土の大半を森林が占めており、数々の美しい河川が流れていています。大きな湖もたくさんあります。

そんな日本は水を完全に自給自足していると考えがちです。しかし、実は大量の水を輸入しています。どういうことなのでしょうか。

日本の食料自給率は39%

画像を拡大
各国の食料自給率(カロリーベース) 出典:諸外国・地域の食料自給率の推移(1951-2012) 農林水産省

それは日本の食料自給率が低いことが影響しています。農林水産省によればカロリーベースでの日本の食料自給率はわずか39%。つまり61%の食料を輸入に頼っています。

しかも、国内の農業就業人口がこの20年で約45%も減少しているだけでなく、農業就業者の平均年齢は66.2歳(2013年)と高齢化が進んでいます。。国としてさまざまな対策を講じてはいるものの、食料の多くを輸入に頼らざるを得ない状況は、これからも長く続くことが想像できます。

次ページ食料輸入=灌漑用水も輸入しているということ
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 財新
  • コロナウイルスの恐怖
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日本の経常収支に構造変化<br>10年後には赤字化も?

ドル円相場が不思議な安定を続けています。その背後に日本企業や投資家の行動変化があり、統計数値として経常収支に表れます。10年後に経常黒字が消え、通貨の信認を問われる時代になる可能性を踏まえ、国も企業も戦略を構築しておく必要があります。