安全なはずのウォーターサーバーに潜むワナ あなたはバスタオルを毎日洗いますか
オフィスや病院などの公共施設はもちろん、最近では、家庭でも多く見られるようになったウォーターサーバー。いつでも安心・安全で、かつおいしい水が飲めるということで、読者のなかにも愛用者が多いだろう。実は、このウォーターサーバーにこれからの季節、菌が増殖する危険性が高いという衝撃の情報をキャッチ! これはいったいどういうことなのか?
TBS「この差って何ですか?」(日曜よる7時~次回は8月9日2時間SP)取材班は、衛生微生物研究センター所長の李憲俊さんに話をうかがった。
ウォーターサーバーは万能ではない!危険箇所は注水口
李さんによれば、「安心・安全なはずのウォーターサーバーの水がなぜ?」という、この思い込み自体がとても危険なのだという。話は単純で、要はきちんとしたメンテナンスをしていないことが雑菌の発生や増殖につながるという。いったいどれぐらいの利用者が定期的なメンテナンスをしているだろうか?
確かに、某メーカーの取扱説明書を見てみると、「注水口が汚れたら、除菌アルコールタオルでよく拭いてください」などと、雑菌の増殖を防ぐための手入れ方法や機器のメンテナンス方法が書いてある。
雑菌は微量な水分があればどこでも増殖するため、無防備なウォーターサーバーの注ぎ口から雑菌が侵入した場合、タンクへと続くパイプの中で増殖する恐れがあるというのだ。