「引きこもりの男性」を別人に変えた小さな習慣 92歳のシスターが説く「足るを知る」ことの意味

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日常の「ささやかな成功体験」にきちんと目を向けてほしいという(写真:Graphs/PIXTA)
「無理して成長しなくてもいい。カタツムリにようにゆっくりと。毎日1ミリだけ成長しようと思えばいい」。92歳になるシスターの鈴木秀子さんは、日々、何かに追い立てられる現代人に対してこうアドバイスします。そんな鈴木さんが説く、今できることの「ささやかな積み重ね」の重要性とは。
※本稿は、鈴木さんの著書『ゆっくり変わる』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「望む仕事」は、小さな積み重ねの先にひそんでいる

私のところに悩みの相談で来られる方の中で、最近よく聞くのは「仕事がない」という悩みです。雇用は景気に直接影響されるものです。以前に比べると、求人の数は確かに減ったのかもしれません。

ですが、仕事というものは高望みさえしなければ、いつの時代でも何かしらあるものです。「仕事がない」という人は、業務内容、給料、待遇、勤務地など、自分でさまざまな条件をつけて「選んで」いるのではないでしょうか。

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