水道橋駅を出発し、歩き始める。この日、東京ドームではプロ野球のナイトゲームが開催予定であり、私が駅から出発したのは11時ごろだったが、この時間からすでにチラホラと野球ファンらしき人がいる。野球ファンの熱量に頭が下がる。
東京ドームがその中心ではあるが、この一帯にはプロレスの“聖地”として知られる後楽園ホールもあれば、柔道の総本山ともいえる講道館もある。
2023年12月にはサッカーの体験施設として「JFAサッカー文化創造拠点 blue-ing!」もオープンするなど、結構いろいろなスポーツに関係する施設がある。スポーツといえるかは微妙なところだが、場外馬券場の「ウインズ」もあり、バラエティ豊かだ。
スポーツ以外でも、遊園地の「東京ドームシティ アトラクションズ」や、温浴施設を中心とした水をテーマにしたアミューズメント施設「LaQua(ラクーア)」などがそろっており、一帯は都市型エンターテインメントゾーンの「東京ドームシティ」という愛称で親しまれている。
東京ドームシティ アトラクションズは雨天でも乗れるアトラクションもあり、天候を問わず、さらにカップルやファミリー、それに年齢層も関係なく幅広い層が楽しめるエリアといえる。これだけ都心にありながらビジネスパーソンが少ないのは珍しい。
ポテンシャルの割にやや狭め、大雨でも賑わう
今回訪れるフードコートは、東京ドームの外周を歩きながら向かうことができる。外周から東京ドームシティ アトラクションズが見え、通常なら絶叫マシンの声が響いてくるが、この日は雨ということもあって野外アトラクションは静か。ハンバーガーショップ「シェイクシャック」のテラス席には、外国人が多い。
正面までやってきた。王ゲートと長嶋ゲートのレリーフを一瞥し、入っていくフードコートというのは、全国を見渡してもそこまで多くないだろう。
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