東大生「これで成績伸びた」理解深まる凄い復習法 アウトプットとインプットどちらを重視する?

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「人に教える勉強法」のポイントは、授業や参考書などで学習した内容を、自分自身で噛み砕いて周りの人に説明するということです。この「自分自身で噛み砕いて」というところが非常に重要になります。

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学校でのグループワークや、会社でのプレゼン発表など、人前で何かを相手に伝えたことがある人は共感していただけると思いますが、「人に伝える・教える」ためには、自分自身でその内容を理解することが必要になるのです。

自分の中で曖昧な部分があると、相手が困ってしまったり、誤解してしまったりすることがあります。

だからこそ、「人に教える」のは一見相手のためになっているように見えて、それ以上に自分の勉強につながるのです。

授業内容バッチリ復習できる勉強法

僕は高校生の頃、実際にこの勉強法を実践していました。クラスメイトと4人組を作り、授業ごとに先生役になる人を決めて、授業内容を説明する、といったやり方です。これで、それぞれの授業の復習をしていました。

この復習法には次のようないくつかのルールが定められています。

・4人が偏りなく順番に「先生役」を行う
・先生役が授業の内容と重要なポイントを3分以内に説明する
・聞き手は、わからないところがあったら遠慮なく質問する

このルールを決めることで、先生役となった人は、授業後にきちんとその内容を説明するために授業を能動的に受けるようになります。

それだけではなく、先生役以外のメンバーも、授業後の説明が正しいかどうかをチェックするために、授業に集中するようになるのです。結果として、この教え合いを行っていたメンバーは僕も含めてみんな成績が伸びていきました。

「勉強」という言葉を聞くと、堅苦しいイメージを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、実際にいい成績を収めている人は、さまざまな勉強法を楽しんで実践している人が多いのです。

永田 耕作 現役東大生・ドラゴン桜チャンネル塾長

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ながた こうさく / Kosaku Nagata

現役東大生。2001年生まれ。 公立高校から学習塾に入らずに東大へ現役合格。中学・高校は野球部に所属し、部活動と勉強を並行し 「練習で自分の苦手を潰して、試合で自分の力を最大限に発揮する準備をする」という努力の「型」を勉強にも活かして受験勉強を乗り切る。現在は株式会社カルペ・ディエムの教育事業部に所属し、全国の学校や自治体で講演会を実施しながら、まとめた知見を記事や書籍など紹介している。https://twitter.com/NagataKosaku08

 

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