鶏もも肉の身側に少々の塩を振ります。あとから調味料で味付けするので、この段階では控えめに。重量の0.5%が目安です。
また、鶏肉は比較的食中毒のリスクが高い食品の1つです。鶏肉を水で洗うのは厳禁。洗ったときの水がはねるとシンクや調理台が汚染されるリスクがあるからです。
このとき、悩ましいのは買ったときについてくるトレーの扱いです。食品衛生的には洗わずに捨てる、というのがベストですが、分別をすすめている自治体によっては洗ってから捨てることが求められる場合があります。
この場合は一度、ポリ袋などに戻して離れた場所に置いておき、調理が終わってから洗浄するのがベターでしょう。鶏肉の食中毒の原因となるカンピロバクターは乾燥に弱いため、しっかり乾かしておけば問題ありません。
常温に戻してから焼くと、均一に火が通る
常温に30分ほど戻してから焼くことで、均一に火が通ります。今回は40℃の湯に5分浸ける方法をとることで、その時間を短縮しましょう。
これは調理科学の第一人者、ハロルド・マギーが紹介している方法で、あらかじめ肉の温度を上げることで外側と内側の温度差が少なくなり、調理時間も短縮できます。肉を温めることで表面の細菌は増えますが、その後、高温で焼くので問題にはなりません。
そのあいだに長ネギを3〜4cm長さに切っておきます。
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