「心地よい台所」70歳になったら手放すべきもの シニアの自炊は「ラクである」ことが最優先
昔は、とにかく時短料理を目指していたので、スライサーやフードプロセッサーは欠かせないものでした。
例えば、子どもたちが育ち盛りの頃は、揚げ物の出番が多いから、せめて千切りキャベツはシュッシュッと早く作ってしまいたい。
また、ハンバーグを筆頭に毎食みじん切りの頻度が高く、フードプロセッサーもしまう暇がないほどでした。
でも、今は壊れたのを幸いに(?)私のキッチンからは、姿を消しました。
「フードプロセッサー」より慣れた道具が安心
老夫婦が食べる千切りキャベツなんてタカがしれているし、ハンバーグよりツミレとなれば、機械を頼るほどの手間ではありません。
もうひとつ、やめた理由があって、スライサーの刃やフードプロセッサーの羽根状の刃が少々怖く感じられるようになってきたのです。
1回、ホントに自分の指までスライス寸前になったことがあり、さらにフードプロセッサーは刃を外して洗うときにヒヤッとした経験あり。
そんなことがあって、今の私が使っているのは包丁とピーラー、キッチンバサミくらいです。
たいていの作業は、やや小ぶりの包丁でできてしまうから、不自由は感じません。そこは、主婦歴の長さのおかげかも。
とはいえ、包丁に伝わる手の力が弱くなっているのは事実で、カボチャや芋類などはレンジで加熱してから切るようにしているし、野菜や肉の種類によっては、キッチンバサミでチョキチョキの方がラクなら、包丁にこだわりません。
手のケガは、すぐに日常生活に差し支えるから、やめる道具や作業があってもいいのではないかと思っています。
最後に少し、キッチンから離れて、家の中を見回してみることにしましょう。
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