ソフトバンク元副社長が自戒「老害三原則」の中身 人間には持って生まれた「残念な特質」がある

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誰もが年を取るものですが…(撮影:今井康一)  
多くの高齢者が気づかないうちに、「老害」になっている。
そう警鐘を鳴らすのは、ソフトバンク元副社長の松本徹三さんだ。
松本さんの新著『仕事が好きで何が悪い!』では、自身の戒めとしている老害三原則を紹介している。気づかないうちにやりがちな老害行動とは? 
著者自身のエピソードも交えつつ、本書から一部抜粋して紹介する。

年配者は職場で嫌がられる?

私は、私自身の世代を含む「65歳を超えた高齢者」の方々に対し、一言で言えば、「悠々自適なんて甘ったるいことを言っていないで、もっと働き続けましょうよ(それはそんなに嫌なことではないはずですよ)」ということを申し上げています。

これに対しては、「そうかな? 我々にその気があっても、年寄りは引っ込んでいてほしいと思っている若い連中は、結構多いよ」という反論が、すぐに出てきそうな気がします。

そうです。現実に「あれは、明らかに老害だよね」といったような「悪口」が、頻繁に囁かれるのも事実ですし、一般的に言って、年寄りが出しゃばるのはあまり喜ばれません。

私自身も、他の高齢者の言動を見ていて、「あ、これは嫌がられるだろうな」と感じることがしばしばありますし、「なるほど、これはまさしく『老害』だな」と思うケースも枚挙にいとまがありません。

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