得意の”タダ”で学生狙う孫ソフトバンク

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得意の”タダ”で学生狙う孫ソフトバンク

ソフトバンクの次なるターゲットは学生だった。

携帯電話業界の書き入れ時である春商戦が近づいてきた。「頭の中は携帯事業のことでいっぱい」という孫正義ソフトバンク社長は、1月21日、新製品お披露目に先駆けて新料金キャンペーン「ホワイト学割」を発表。

小学生から大学生までを対象とし、新規加入から3年間はホワイトプラン月額基本料980円をタダにするのが目玉。申し込み期間を2月1日から5月31日に限定するが、この価格訴求策、インパクトがありそうだ。

春商戦のメインターゲットである学生は、ヘビーユーザーでいわば上顧客。「学生の皆さんのARPU(契約当たり収入)は高いし、パケット代も上限に張り付いている人が多い。他社のように、すでに学生を多く抱えていると、こうした施策は減収インパクトが大きいが、学生マーケットのシェアが7%にすぎない当社にとっては、契約数を増やすことによる効果が大きい」と孫社長。業界最下位だからこそ採れる戦略というわけだ。学生に強いKDDIの対抗策が注目される。

(撮影:尾形文繁 = 週刊東洋経済2月2日号より)

高橋 志津子 東洋経済 記者

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たかはし しづこ / Shizuko Takahashi

上智大学法学部国際関係法学科卒。東洋経済新報社に入社後は、会社四季報、週刊東洋経済、ムック、東洋経済オンラインなどさまざまな媒体で編集・執筆を手掛ける

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