相続した親の家「価値を高めてから」売る方法 「建物の価値はゼロ」と決めつけていませんか?
現状では「長期優良住宅」の認定を受けた住宅は、住宅履歴の保存が義務づけられていますが、それ以外は、なくてもOKなのです。
逆に言えば、住宅履歴情報があれば、中古物件の信頼度はグッとアップするわけです。
新築段階でいえば、戸建てなら、建築確認に関する書類、新築時の各種図面や書類、マンションなら、建築確認書類や図面、マンション管理組合の規約や長期修繕計画などになります。
そのほか、維持管理段階の情報(リフォームや改修をしたときの書類、図面など)もそろえます。
こうして集めた情報を、不動産会社などの住宅履歴情報サービス機関に渡して、データ化してもらいます。
自分のできる範囲内で価値を高める
ここで紹介した「インスペクション」「瑕疵保険」「住宅履歴情報」を全部利用しても、かかる費用は10~15万円程度です。
実際に、通常ならばゼロ査定とされる築20年の木造住宅に、800万円の価格を付けて売れた例があるそうです。200~300万円の値が付くことは、それほど珍しいことではありません。
ただし、親の家を売る場合は「住宅履歴情報」の収集は難しいかもしれません。
インスペクションと瑕疵保険の2つを利用するなど、自分ができる範囲内で、建物の価値を上げるようにすればいいと思います。
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