何もやらない人が口にしがち「ヤバい言い訳3つ」 知らないうちに自己イメージを下げているかも

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自分の成長を阻んでいる「心のフタ」を開けるためには、自分を肯定的に見ている状態が必要だ、ということはわかっていただけたと思います。

次に考えなくてはいけないのは、「どうすれば、自己肯定感が高い状態をつくれるか」ということ。この状態は、実は誰でも簡単につくることができます。そのためにするとよいのは、

毎日、具体的な「できたこと」に着目する

ということです。

言い訳思考にはまらないために

言い訳は「できなかったこと」を見ているので、「ダメな自分を見つめる思考」だといってもいいでしょう。うまくできたことに関して、普通は言い訳したりしないですから。

そこで、着目するものを「できなかったこと」から「できたこと」に変える。最初の段階から、言い訳思考にはまらないために、「とっかかり」を変えるのです。

「反省しない」「言い訳しない」というと、単なる精神論になってしまいます。でも、「できたこと」だけ見るようにすれば、最初から反省も言い訳も必要なくなります。

「そんなにできたことなんてないよ」と言われるかもしれませんが、小さな「できたこと」であれば、1日の中で1つや2つ、必ず見つけることができます。

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「机の上をきれいに片づけた」「いつもより野菜を多く食べた」「駅でエスカレーターじゃなく階段を使った」「他愛もない話で相手が笑ってくれた」など、ちょっとしたことで構いません。

「できたこと」を見るということは、行動科学の観点でいえば、「小さな成功体験」を確認するということ。そうなると、あなたの毎日が何かしら「うまくいったことの積み重ね」であることを実感できます。

「実は知らないうちに成功体験を積んできた」ということに気づき、「なかなか自分もやるじゃないか」と自分に思い込ませることができます。すでにあなたは、いろんなことが「できている」はずなのです。

このように、「できたこと」に着目するクセをつけることは、セルフイメージをどんどん上げていくことにつながります。

永谷 研一 行動科学専門家、発明家、株式会社ネットマン代表取締役社長

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ながや けんいち / Kenichi Nagaya

長崎大学講師、情報コミュニケーション学会理事。1966年、静岡県沼津市生まれ。学校や企業にITを活用した教育サービスを提供するパイオニア。校務・学習支援システム「Cラーニング」で全国の教育現場のDX化を推進。行動変容を促進するITシステムを考案・開発し、日米で特許を取得。米国でその功績が高く評価を受け、O-1ビザ(卓越能力保持者ビザ)が認められる。行動科学や認知心理学をベースに、1万5000人の行動変容データを検証・分析し、目標達成メソッド「PDCFAサイクル」を開発。多くの学校や企業の人材育成に採用されている。4人の子の父。著書は『1日5分 書けば明日が変わる できたことノート』『科学的にラクして達成する技術』など。YouTube(永谷研一チャンネル)、note(永谷研一@できたことノート&手帳

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