週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育 #できたことノート

何もやらない人が口にしがち「ヤバい言い訳3つ」 知らないうちに自己イメージを下げているかも

8分で読める
  • 永谷 研一 行動科学専門家、発明家、株式会社ネットマン代表取締役社長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES

「言い訳はやめよう」といっても、それが難しいのは、言い訳とは、無意識のうちに自分の「純粋な心」を傷つけないために表れる「自己防衛本能」だからです。

ですので、一概に言い訳が悪いことだとはいえません。ただ、「言い訳している自分」に気づければいいのですが、多くの場合、本人は言い訳していることにさえ気づいていません。

つまり、本来は柔らかく傷つきやすい心を守るための「心のフタ」が、他方では自分の「いい方向への変化」を阻んでしまっているのです。

この心のフタを開けられるか

もう少し詳しくいえば、「心のフタ」は「思考停止に陥る原因」になります。深く考えず、本音に触れず、とりつくろってしまう。すると周りにいい顔をするだけの「作文」のような思考になってしまいます。

そのため、行動をいい方向に変えようとは思わず、いつまでもよくない習慣を続けてしまったりします。

キーになるのは、「どうすれば、この心のフタを開けることができるか」ということ。フタが開けば、その下にある純粋な心にアクセスでき、自分に対して正直になることで、「いい方向への変化」を促すことができます。

その方法とは、「自己肯定感が高い状態をつくる」ことです。

ご存じの方も多いと思いますが、自己肯定感が高い状態とは、「自分は大切な存在であり、価値ある人間だ」と自分で自分を認めている状態のことをいいます。

自己肯定感を高めると、欠点も含めてありのままの自分を受け入れ、「心のフタ」を開けられるようになります。そうして自分の「本音の感情」に上手にアクセスできるようになると、何か行動を起こすときに、万が一うまくいかなかった場合のリスクなども含めて、状況を客観的に受け止められるようになります。

「失敗しても、絶対に挽回できる」

「万が一、傷つくことがあっても、なんとかなる」

と、前向きに考えることができるようになるのです。

たとえば、仕事の壁にぶつかったとき「この仕事は失敗できないぞ。嫌だな」と考えているうちは苦痛でしかありません。しかし「この仕事がうまくいくと、こんないいことがある」と考えられると、ワクワクしてきて、困難にも立ち向かう勇気が湧いてくるようになります。

「人の行動を変える」ことを専門にしている私が、自己肯定感を重視する理由はここにあります。自己肯定感が高い人というのは「行動できる人」だからです。行動が変わらなければ、何も始まらないのです。

次ページが続きます

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象