尿路感染症は圧倒的に女性に多い。
その要因の1つとして、女性の尿道が男性に比べて短く、また肛門に近いため、便に含まれる大腸菌などの病原体が、尿道を経て膀胱に入り込みやすいことが考えられる。
女性の尿道は陰部とも近接しているため、性交渉や月経期間中の衛生管理が不十分な場合にも、病原体が尿道に入り込みやすい。
子どものおむつ替えがきっかけ
「日頃のお尻の拭き方が尿路感染症のリスクになるかもしれない」と赤石さんが気づいたのは、日常のささいな出来事がきっかけだったという。
子どものおむつ替えの際に、お尻の下(肛門)から上(尿道)に向けて拭いていたところ、「お尻は上から下に向けて拭いたほうがいいよ」と妻に指摘された。その理由は「お尻の菌が尿道に入りやすいから」だった。

















