「管理職をためらう女性」実践すべき4つの心得 やり方次第で「残業時間の壁」は突き崩せる

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

私自身も、定時退社後に3年間、大学の夜間コースで勉強をしながら仕事をした経験があります。会社や上司の理解があったおかげで続けられたのですが、突発的な仕事を減らすために先手を打って対応したり、「今やらなくてもいい仕事」は思い切ってやめたりして、時間内に仕事を終わらせていました。

チームのメンバーだって、ダラダラといつまでも居残っているリーダーのもとで働くより、定時内で仕事を終える、メリハリのある働き方をするリーダーのもとで働くほうが嬉しいはずです。働き方が多様になっていくこれからの時代、「育児中」「介護中」「勉強中」など、いろいろなタイプのリーダーがいてもいいと思います。

無意味だと思っている仕事はどんどんやめる

よく知らないメンバーはもちろん、今まで一緒に仕事をしてきてよく知っている人であっても、時間をつくって1人ひとりと話をするようにしましょう。

といっても、面談のような堅苦しい感じではなく、「いろいろ教えて」とざっくばらんに聞くのがおすすめです。聞く内容も、困っていること、疑問に感じていることなどから聞いていくのがよいですね。いきなり「あなたはどうなりたい?」「どうしたい?」と聞いても、答えられる人は少ないからです。

困っていることや疑問に感じていることでも、面と向かっては言いづらいこともあるかもしれません。そのため私は、「なぜこうなっているのだろう」と疑問や違和感を覚えたことをまとめておいて、話のきっかけをつくるようにしました。

そして、「これって、どうしてこんなことしているのかな。私は必要ないと思うんだけど……」と聞いてみると、「正直私もそう思っていました」と話し始めてくれるようになりました。

そのようにして話を聞いていくと、たとえば「私たち、毎日日報を印刷しているんですけど、これって本当に必要ですか。日報の確認ならデータでできるのに、捺印するためだけに印刷しているんです」というような、具体的な話が出てきます。

次ページ疑問や意見はメンバー全員で共有する
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事