あのクラフトビールは、ここまでやっている 和食ブームで世界の食通が注目

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6月15日、ビール事業開始当初にブルワリーとして活用していた場所を再整備し、「ラボ」をコンセプトにした醸造所「COEDO Craft Beer 1000 Labo」をオープン

――今後の、海外も含めた戦略を教えてください。

これからは、“グローバル”と“ローカル”の良い点を取り込んでいく、“グローカル”の時代ではないかなと思っています。今までは、川越の東京に近いという便利さを武器にマーケットを広げてきましたが、最近ではもう東京を飛び越えて、海外との関係性が増えてきたんです。今こそ“日本の地ビール”に戻れるときが来たかなと。

つまりは、世界から見たら日本もローカルですよね。一度は「ダサい」と言われないためにローカルを否定して、職人が造る味を前面にコミュニケーションしてきたわけですが、クラフトビールが注目されはじめた今こそ、改めて地域のものであることを大切にしたいというか。だから、現在、ヨーロッパ、アメリカ、アジアを始めとした12カ国に出荷していますが、海外に工場を建設する予定も、都内に店舗を出す予定もありません。今だからこそ、日本の、埼玉の川越という土地から世界に発信する“グローカル”なビールを目指して行きたい。これからはそれが私たちの“強み”となっていくと思います。

クラフトビールのツウな楽しみ方

――最後に、クラフトビールのツウな飲み方を教えて下さい。

ワインのテイスティングや日本酒の利き酒って緊張しませんか? でも、ビールは「とりあえずビール」でおなじみのカジュアルなお酒ですから、予備知識なしで楽しんでいただけると思います。でも、あえて言うとするなら、クラフトビールは本当にバラエティに富んでいるので、一気に飲まずに、色や香り、味わい、残り香などをじっくりと味わってみると違った楽しみ方ができると思います。

あとは、食事から入っていただくのもいいと思います。「この料理に合うビールを下さい」と言えば、すぐ選んでくれますから。わからない場合はお店の人に聞くのが一番です。お店に醸造所が併設されている「ブルーパブ」や「タップルーム」などに行って、お隣りの方に聞いてみるのもいいと思います。ビールがきっかけで出会いが広がるのも、また楽しみのひとつだと思います。

(EDIT&WRITING:石本真樹)

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『リクナビNEXTジャーナル』編集部

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