今から30年以上前のバブル崩壊後、筆者は今後「赤羽」の時代が来ると大胆に予想した。「シロガネーゼ」(港区の高級住宅地である白金台在住者)ならぬ、「アカバネーゼ」である。
「シロガネーゼ」より「アカバネーゼ」の時代へ
23区の北部に位置する赤羽は、埼京線、京浜東北線、高崎線、宇都宮線、湘南新宿ライン、東海道線などの拠点駅となり、そのうえ東京メトロ南北線や都営三田線が白金方面に乗り入れた。
「アカバネーゼ」が「シロガネーゼ」の土地に容易にアクセスできるようになっているのも面白い。土地バブル崩壊後、十余年を経てのことだった。
ご存じのとおり、現在、赤羽は「住みやすさ」「交通アクセスのよさ」で大変人気の街となっている。近年は赤羽にも億ションが乱立するようになった。
赤羽より交通アクセスは多少劣るが、東京から荒川を渡り最も近い大都市が、人口60万人を有する埼玉県川口市である。
最近はクルド系の外国人の話題が目立つため、川口市の悪評につながっているようだが、それも逆に好機と考えよう。
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