インフレ時代に有望視される銘柄を株式相場のプロが選んだ。
インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
先進国の金融政策の見通しが不安定化している。米国では足元の雇用や小売売上高の減速とともに、インフレ率の低下と年内の利下げ実施への期待が高まっていた。しかし、4月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨から、FRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派姿勢を維持しているとの観測が強まり、米国の長期金利は再び上昇を見せた。つまり、さらなる円安ドル高の進行の可能性が強まり始めている。
一方、欧州は米国に先んじてECB(欧州中央銀行)による利下げ実施の観測が高まっている。ユーロ圏の4月のインフレ率は前年比で2.4%と、10%を超えていたピーク時から急速に鈍化。まずは6月会合での利下げが確実視され、それ以降も年内に複数回の実施が見込まれている。これを受けて、こちらは円高ユーロ安の進行が意識されている。
難しく考える必要はない
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