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四季報先取り②「10万円未満で買える」好業績銘柄 営業増益率150%の銘柄が7万円前後で買える

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「会社四季報」夏号を基にした先取りランキング②。

スーパーいなげやの店舗外観
スーパーいなげやは11月にイオン系の傘下に(撮影:大澤 誠)

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インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
週刊東洋経済 2024年6/15号(インフレ時代に勝てる株)[雑誌]
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株式投資で銘柄を選ぶ際、実際の購入金額がいくらになるのかは気になるところ。国内の上場株式は1銘柄当たり100株単位で売買されるので、「株価×100」が最低購入金額、いわゆる必要資金だ。

新NISAの成長投資枠で株を買うときの年間上限額は240万円。株価が4万円前後で必要資金が400万円前後となるファーストリテイリングの株は買えない。以前に比べ株価1万円超は減ったが、有望銘柄を見つけていざ投資しようとしたら予算オーバーだったということもありうる。

そこで、最低購入金額が10万円未満の“懐に優しい”好業績株ランキングをお届けする。今期、来期の四季報営業利益予想が増益かつ10億円以上などの条件を基に抽出した銘柄を、今期予想の営業増益率が高い順に並べた。

ニッチ大手が上位独占

まずは5万円未満で買える銘柄のランキング。1位は発泡樹脂素材や成形品の大手、積水化成品工業だ。今期は主力の自動車部材用途が伸びるほか、価格転嫁も進み営業利益はほぼ倍増の見通し。2位にはコークス生産の国内最大手の日本コークス工業が入った。今期は主要炉が9月に設備更新を終えて再稼働し、採算が改善。コークス販売も利幅の大きい国内にシフトする。

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