「会社四季報」夏号を基にした先取りランキング⑦。
インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
株価は業績を反映する。企業が最高益を更新するときは、株価が最高値を更新してもおかしくない。そうした仮定に基づいて、今期の予想純利益が過去最高を上回るにもかかわらず、直近の株価が過去最高値を大きく下回っている企業を乖離率でランキングした。
1位はシステム開発を手がけるフォーカスシステムズ。社会保障関連の公共向けシステムの開発が伸びている。来期も連続して最高益を更新する予想だ。株価が最高値をつけたのは2000年3月1日。足元の株価は長期上昇トレンドにあり、今年3月には00年10月以来23年半ぶりとなる高値1462円をつけている。
最高株価日がバブルのときのものが多い
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