「会社四季報」夏号を基にした先取りランキング⑥。
インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
東証のルールでは、直近の予想から売上高で10%以上、営業利益・経常利益・純利益で30%以上の差があることが判明した場合、速やかに業績予想の修正を発表することを求めている。
直近予想より上振れするなら上方修正、下振れするなら下方修正だ。会社による業績予想の修正が株価に与える影響は大きい。上方修正は買い材料、下方修正は売り材料となる。
会社は株価下落を嫌うため、期初の業績予想は保守的に公表するところが多い。そのため期中に上方修正を繰り返し、株価が切り上がっていく銘柄も少なくない。そこで、過去5期に経常利益の予想が上方修正された回数の多い順でランキングした。
1位は原油と天然ガスを開発・生産する石油資源開発。期初時点の為替、原油価格の前提を保守的に見積もっていることから、上方修正回数が多くなっている。
運賃上昇と円安が強力な追い風に
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら