有料会員限定

インフレ時代「資産増やし活用できる企業」が勝つ スリム化礼賛から大転換、さらば「持たざる経営」

✎ 1〜 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17 ✎ 18
拡大
縮小

インフレ時代は、総資産を増やし有効活用できる企業が成長する。

東京のビル街の遠景
(撮影:今井康一)

特集「株の道場 インフレ時代に勝てる株」の他の記事を読む

インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
週刊東洋経済 2024年6/15号(インフレ時代に勝てる株)[雑誌]
『週刊東洋経済 2024年6/15号(インフレ時代に勝てる株)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

資産価格が連続して下落するデフレ下とは逆に、インフレが進むにつれて不動産や設備、株式といった実物資産を持つ企業の優位性が増す。「持たざる経営」より「持つ経営」だ。

デフレ時代、不動産など実物資産は値下がりが半ば必定とされ、事業に必要な資産はリースや業務提携などで他社所有のものを利用するのが賢明とされた。「スリム化」「筋肉質の経営」との掛け声とともに総資産の圧縮が流行し、株式市場でも歓迎されたものだ。しかし、インフレともなれば「持たざる企業」に恩恵は薄い。外部リソースを割安で利用できた時代の後は、コスト負担増というインフレのデメリットがのしかかる。

資産は収益の源泉

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
【田内学×白川尚史】借金は悪いもの?金融の本質を突く教育とは
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
株の道場 インフレ時代に勝てる株
インフレ時代の生活防衛に「株式投資」は有効だ
プロの厳選銘柄&ランキングで四季報夏号先取り
最高益更新額トップはデンソー、2位オリックス
ソフトバンクG、伊藤忠…主力株から好調銘柄紹介
四季報夏号で見つけたテーマと関連銘柄を紹介
営業増益率150%の銘柄が7万円前後で買える
会社慎重予想も、四季報は4分の1を独自増額
会社予想より強気数字、ホンダは1000億円上振れ
ビーロット、レーサム、ムゲンエステート…
過去10年で6回以上増配した高配当利回り銘柄
石油資源開発は過去5期の間に15回業績上方修正
高値更新余地がある銘柄をランキング形式で抽出
ケイ・アセット平野憲一代表が注目する5銘柄
住友林業、やまびこ…大川智宏CEO注目の5銘柄
見直し買いに期待!藤川里絵が注目する5銘柄
『株式ウイークリー』編集長が注目する5銘柄
スリム化礼賛から大転換、さらば「持たざる経営」
大型株より小型株、成長株より割安株がより上昇
有望銘柄見つかる!「四季報オンライン」活用術
スクリーニングでインフレに強い銘柄が探せる
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内