「会社四季報」夏号を基にした先取りランキング①。
インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
『会社四季報』夏号は投資家が最も注目する号だ。
上場企業の約6割を占める3月期決算企業が本決算を発表した直後に制作するため、業績予想が新たな期に切り替わる。
そこで、最新の夏号予想を基に、有望銘柄探しに役立つランキングをお届けする。
各ランキングにはその銘柄を買うのに必要な最低購入金額(株価×100株)を「必要資金」として記載している。
NISA(少額投資非課税制度)投資枠の計算などにご活用いただきたい。
自動車や外食関連も
まずは最高益更新ランキング。四季報予想の今期純利益が過去最高をどれほど上回っているか、額と率のそれぞれで並べた。来期も純増益予想の企業に絞っており、絶好調企業といえる。
更新額で1位となったのはデンソー。高水準の自動車生産を受けて国内外とも自動車部品が増勢、円安も追い風に過去最高純益を大幅に更新する見通し。同じトヨタ自動車系では豊田自動織機が4位に、豊田通商が11位に入った。
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