「会社四季報」夏号を基にした先取りランキング④。
インフレ時代になると預金金利や賃金の上昇分だけで、物価上昇分を補えない可能性が出てくる。そのギャップを埋め、今の生活水準を守るには、「株式投資」が有効手段の1つだ。
『週刊東洋経済』6月15日号の第1特集は「株の道場 インフレ時代に勝てる株」。『会社四季報』3集夏号の業績予想を先取りしつつ、株式投資に役立つ情報を盛り込んだ。
1株当たりの年間配当金を、株価で割った数値が配当利回りだ。その数値が高いほど、購入した株価に対して配当金として返ってくる割合が高く、お買い得な銘柄ということができる。
配当はいくら予想しても、業績悪化で実現しない可能性がある。ここでは財務や業績が安定している優良銘柄を対象とするため、自己資本比率20%以上、今期予想純利益10億円以上、今・来期とも純増益予想で減配予想なしの企業に絞ってランキングした。
上位に並ぶのは市場が活況な不動産関連の銘柄だ。首位のビーロットは、中古のマンションやオフィスビルを購入し、リフォームなどで入居稼働率を高め富裕層に売却する事業を展開。今期は最高純益、3期連続の増配を見込む。2位のレーサムも富裕層向け投資用不動産販売が好調で最高純益、4期連続増配の見通し。3位のムゲンエステートも中古不動産の買い取り・再販の需要が旺盛で、4期連続の純増益、増配を見込む。
海外マネーが大量流入
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