毎日「文章を書く子」と「書かない子」驚きの差 毎日たった10分で思考力に差がついてしまう

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ソフトウェア開発を学ぶ人のための養成所で働はたらく先生が、こんなグチを言いました。

「学生たちに何か作りなさいと言うと、みんな、すぐに本を買ってきて勉強を始めます。一冊読み終わっても何も作れません。そうすると、また別の本を買ってきて勉強を始めるんです。困ったことに、彼らはこうやってずっと勉強するだけで何も進まないのです……」

作文を学びたがっている大人たちも、この学生たちと似ています。上手に文章を書けるようになりたいからと、お金と時間をかけて作文スクールに通って授業を受けるのですが、そうやって学んでも毎日文章を書く人はほとんどいません。そして受講期間が終わると同時に文章をまったく書かなくなってしまうのです。

大人たちも作文の書き方は義務教育のうちに習っています。それでも多くの人が、自分には文章力がないと嘆いているのです。

文章力は書かないと上達しない

文章を書く力は、漢字をたくさん知っているとか、国語の文章問題が解けるといったこととは別のものです。単語をたくさん知っていても、それを適切に文章で使えないと意味がありません。文章力は、書かないと上達しないのです。

とにかく書いてみましょう。へたくそでも長く書けなくても構いません。オレオ公式に当てはめれば短い文章が作れましたよね。時間はそれほど必要ありません。ハーバード大生みたいに、毎日10分だけ作文の時間を取ってみましょう。

みなさんの中には、パソコンやスマートフォン、タブレットの操作が得意な人もいることでしょう。「ハーバード大生みたいな1日10分ライティング」の毎日の練習も、そうしたデジタルデバイスを使って書きたいと思うかもしれません。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
作家・角田光代と考える、激動の時代に「物語」が果たす役割
作家・角田光代と考える、激動の時代に「物語」が果たす役割
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
作家・角田光代と考える、『源氏物語』が現代人に語りかけるもの
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT