毎日「文章を書く子」と「書かない子」驚きの差 毎日たった10分で思考力に差がついてしまう
カナダのトロント大学で心理学を教えているジョーダン・ピーターソン教授は『生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤』(朝日新聞出版)という本を書き、世界中の若者を熱狂させた影響力のある人です。ピーターソン教授も、作文のすばらしさを説いています。
「文章を書くことは考えることであり、考えることは自分が存在し、生きていくということだ。つまり、文章を書くことは、深く考えることであり、深く考えることは賢く生きることだ。賢く生きることができる人は、豊かに暮らせる確率が高くなるものである」
みなさんも、ピーターソン教授の言葉のとおり、文章を書くことで深くものごとを考えられる人になって、賢く、豊かに生きてみませんか。
作文力は一夜にしてならず
「どうしたら文章が上手に書けるようになりますか?」。ある雑誌記者が、ハーバード大学でライティングの授業を行っているナンシー・サマーズ教授にこんな質問をしました。教授は何と答えたでしょうか?
「そのためには、短い文章でいいから毎日書くことです」
サマーズ教授は、20年にわたって大学で学生たちに接してきた経験から、文章を上手に書ける学生というのは、子どものころから短時間でも、毎日、本を読んだり文章を書いてきた人であるという答えを導き出しました。彼女の言葉は、そのままハーバード大学のライティング授業の原則となりました。
「1日に10分だけでも毎日書くこと。それはつまり“考える”ことでもあります」
文章を書くことと考えることは、切っても切れない関係であるため、10分でも毎日書くということは同時に考えることにつながると強調しているわけです。とはいえ、毎日書くことなんて、誰にでもできることには違いありませんが、そう簡単ではありませんよね。
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