同保全地域はちょっとした散策路のようになっており、入ってみる。
7メートルの高低差がある緩斜面地で、地域内に湧水地が4カ所もあるらしい。実はここ、落合川と南沢湧水群は、環境省が選定した「平成の名水百選」に都内で唯一名を連ねている誉れ高い地でもある。

東京都内に46カ所ある緑地保全地域が一つ、南沢緑地保全地域(筆者撮影)

一歩踏み入れると空気がひんやり。カラスの鳴き声や虫の羽音にびくびくしながら進む(筆者撮影)

奥まで入ってみようとしたものの、途中で木の橋が劣化していて立ち入り禁止になっていた(筆者撮影)
寺や神社もなかなか立派だ
大人しく保全地域を出て東に向かうと、神社を発見。南沢氷川神社といい、湧水の守護神を祀っているという。もう少し歩くと、今度は多聞寺。こちらは鎌倉時代の創建とされ、その後江戸時代に建立されたという山門は、市の指定有形文化財である。

湧水に関係した神を祀る南沢氷川神社(筆者撮影)

多聞寺の本堂(筆者撮影)

市の指定有形文化財である山門(筆者撮影)
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら