窓際に陣取り、眼下の駐車場に並ぶ色とりどりの車を眺めていると、先に呼び出しがあったのは中華そば青葉。ここで失敗に気付く。なぜいきなり麺類を頼んでしまったのか。いきなりステーキに行くべきだった。案の定、いきなり!ステーキにそれなりに待たされる。
火曜日限定でラーメン大盛り無料なのもアダとなった。無料といわれれば頼むのが人情ってもんだろう。その貧乏性ももちろんアダとなっている。待っている間にどんどんと麺がスープを吸収していく。
ようやく両者が卓につき、ワイルドステーキと中華そば、普段は顔を合わせないタッグの記念写真を撮影し、さっそく中華そばにがっつく。食べるまでは海苔とチャーシュー、メンマでそれなりに着飾っていたが、冷まそうと混ぜたところ、大量の麺が姿を現した。
食べ切れるか一瞬不安になったが、食べ切るしかない。満腹中枢が刺激されて満腹感を覚えるが早いか、食べ終わるのが早いか。いったい何の戦いを強いられているのだろう。
鉄板を駆使して良い塩梅に肉に焼き目を付けつつ、麺がこれ以上肥大化するのを防ぐために絶え間なくすすり続ける。とにかく忙しい。それが楽しい。気付けばあっという間に平らげていた。
おやつはまたフードコートに戻ろうか
突然のフードファイトで温まった体を、紙コップ1杯の水で冷やし、潤す。この水は、先ほど見てきた湧水地から採ったものであろうか。答えは神のみぞ知る。
建物に隣接する「むさしのGreen Park」でもうひと歩きして、おやつはまたフードコートに戻ろうか。
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