チキンナゲットは子どもの人気が高いメニューであることから、ファミリー層の購入が多く、フライドチキンはスナック感覚でドリンクと一緒に購入する女性客が多いとのことで、同じ鶏肉メニューでもうまく住み分けながら、多彩なニーズをすくいとれています。
さらに2018年からは、野球場など一部店舗で「ロングポテト」を発売。2022年には、軽やかな食感でよりハンバーガーと合わせやすいフレンチフライポテトもメニューに追加。とはいえ、セットメニューのポテトで選べるのは北海道産フライドポテトのみと、同メニュ-に対するフレッシュネスバーガーの愛が垣間見えます。
ハンバーガーの「顔」に並々ならぬ情熱
取材の最後に、ちょっと気になったので、青木さんにハンバーガーがキレイに提供されて感動したことを伝えてみました。するとフレッシュネスバーガーでは、いかにメニュー写真を再現できているか、全店舗を対象にした「再現性チェック」を行っていると返事があり、驚きました。
何でも、新商品を出す際、各店舗で責任者がオペレーションに沿って作った商品を写真で送ってもらい、ハンバーガーであれば、ソースの色の見せ方や具材を入れる位置などがメニューに近い状態か、商品開発担当者が自ら確認しているとのこと。これまで特に難しかったのは、2023年に期間限定発売した「夏野菜マリネのガーデンサラダバーガー」で「輪切りの野菜を挟んでいくオペレーションが積み木のようで、苦労しました」と青木さんは話します。
他にも、デリバリー用の器材はバンズが過度に湿気を吸わないような通気性が良いものを作ったり、商品を発売する際は商品開発やマーケティング部署が手分けして店舗をまわってチェックをしたりと、美しい状態で商品を届けることに並々ならぬ情熱を注いでいるそうです。
フレッシュネスだけでなくビューティーにも気を配る取り組みに驚かされました。
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