飲食店の取材をしていると、ハンバーガーはバンズが湿気を吸ってつぶれたり、ソースが垂れていたり、具材がメニューより少なかったりしていて「うーん」と思うこともしばしば。そんな中、フレッシュネスバーガーはかなりメニューの写真に肉薄した状態で商品を提供していると感じました。
食べ応えと味も抜群です。たっぷりのレタスと輪切りの玉ねぎ、さらにトマトが入っており、大きなパティに負けない野菜分を補給できました。
お次は肝心のフライドチキン。表面の大きさは、成人男性の握りこぶしくらい、といったところでしょうか。一口噛むと、衣のサクっとした食感に続いてスパイスのいい風味が広がります。肉質はかなり柔らかく、味はしょっぱいというよりも甘めです。油切れもよく、衣の後味は引きずりません。おやつ感覚であっという間に食べてしまいました。
メインターゲットは女性の一方で、最近は男性客も増加
ここであらためて、フレッシュネスバーガーの紹介です。1号店がオープンしたのは1992年で、渋谷区・富ヶ谷にある最寄駅から徒歩15分の木造一戸建てでした。その後、1998年に50店舗、2000年に100店舗を達成し、2024年3月時点で150店舗超を展開しています。
青木さんによると、フレッシュネスバーガーのメインターゲットは20代後半~40代の女性。キーワードは「ホームメイドとヘルシー」(青木さん)です。
チェーン店としては比較的小規模な点を強みにして、効率性やコストなどの面で大規模チェーンでは逆に扱いにくいような国産食材を使ったり、店内での仕込みをウリにしたりと、独自の道を歩んでいます。
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