とはいえ、誰もがそのように、特定の目指したい何かを学生のうちに持てるわけではありません。
そしてそのようなケースでは、その特定の何かをどうやって早く探せるかが、重要になってきます。
社会に出る、ということは職業に就く、ということとほぼイコールですから、「仕事をしている自分」をリアルにイメージしながら、準備をする必要があります。
学生生活や教育の現場では、実業界と密接に触れ合う機会があまりありませんから、授業を通じた勉強だけではなく、「社会を知るための課外活動」として、自分自身で行動したほうがよいでしょう。
バイトやインターンを通じた経験、実際に働いているヒトの話を聞く、予備校などの説明会や、セミナーへの参加など、自分でできる範囲で、実際の職業に触れてみる、ということを積極的に行うとよいと思います。
同時に、自分自身の知的好奇心の探求、興味のありどころを探るべく、さまざまな分野の勉強に精を出し、自分はどんな事に向いているか、興味があるか、または反対に嫌いか、などを突き詰めてみましょう。
実体験にせよ、勉強にせよ「とりあえずいろいろとやってみる」ということです。
これは、いろいろと経験を積む、ということとイコールです。
学生が職業選びで悩む理由
なぜ学生は、職業選びで迷うのでしょうか。
それはリアルな職業や、仕事に対する経験や知識がないからです。
経験や知識があれば、何かしらの判断基準に基づいて物事の良し悪し(この場合は、仕事の良し悪し)を自分なりに判断し、決断をくだすことができますが、そうではない場合は、まずは経験と知識をどんどん増やして、意思決定のためのリアルな情報を積み上げましょう。
そのようにして、自分なりの職業観や人生観を持つことができれば、後は自分自身が人生やキャリアにおいて目指すべき理想の姿や方法論に沿って、準備を進めればよいのです。
そのような模索期間を、できれば1、2年で終えて、残りの2年間は夢への第一歩を踏み出すための準備に充てたいものです。
それに応じて、勉強する対象も変えたほうがよいでしょう。
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