日本でも台頭「Qコマース」1時間で商品届く仕組み 在庫の持ち方によって2種類に分けられる

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ダークストアは、東京に21拠点、千葉に1拠点あり、半径4㎞を対象に最短15分〜1時間程度で出前館のスタッフが配達します(送料は200円から)。ダークストアのなかには来店購入可能な店舗(2店舗)もあります(執筆時点)。

「OniGO」はベンチャー企業のOniGOが運営するQコマースです。配送スピードで他を圧倒するサービスにしたいということから、“鬼のように早く”という意味をもたせてOniGOとネーミングしました。

配達エリアを狭めて、とにかく早く配達する

注文から「10分以内で配達」を基本とすることの裏返しとして、1配送拠点当たりのデリバリーエリアは、Yahoo!マートに比べ最大でも4分の1の範囲という半径1〜2㎞圏に限定しています。

配達可能時間は10時〜22時。比較的所得の高い世帯の、小さな子どものいる主婦がメインターゲットで、生鮮食品、冷凍食品を含む食品から、洗剤や紙おむつなどの日用品までを配達しています。

スーパーマーケットなどとの提携により、首都圏1都3県中心にカバーエリアを面状で拡大しており、対象世帯数は1000万世帯を超えています。

OniGOは、食品を軸とした小売市場は48兆円あり、そのうち2兆円がコマースになると見積もっており、そこでシェア50%を獲得すれば売上1兆円になるという成長モデルにより、ベンチャーキャピタルから10億円を超える資金調達も行っています。

システムは自社開発。日々の自社運営および提携によるQコマースから得られたデータや知見は随時、受注や配送を含む運用システムに反映されていきます。今後はデリバリーサービスのみならず、システムの提供なども行っていく計画です。

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