ゆうパック「半日遅く」で私たちに起きる"影響" 2024年問題を間近に、積載率向上に少しは寄与?

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日本郵便は1月30日にゆうパックのサービス見直しを発表した(写真:yasu/PIXTA)
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1月30日、日本郵便が「ゆうパック」や速達の配達を、一部地域を対象として半日から1日遅くすると発表しました。筆者は「正直、今回の変更では、さほど影響を感じないかもしれない。しかし、このような変化が続くことで、生活者である我々の身にも、明確にわかる変化が生じていくのも間違いない」と語ります。
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日本郵便のサービス見直し

日本郵便は1月30日にゆうパックのサービス見直しを発表した。開始は4月1日以降となる。内容は大きく2つで、(1)ゆうパックとレターパックなどの速達郵便物のお届け日数が延びることと、(2)配達希望時間帯「20-21時」が廃止されることだ。

まず(1)だが、たとえば、東京23区で荷物を出す。宛先は北海道の函館エリアとする。変更前は翌日の夕方・夜間に到着。それが変更後は、翌々日の午前中になる。

(郵便局ホームページより)

ミスリードしてはいけないのは、すべてのケースで半日の遅れになるわけではない点だ。あくまで特定の地域引受の、特定地域向けのものなので、詳しくは同社の発表内容を参照にされたい。

次ページ「2024年問題などを踏まえたサービスの見直し」
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