若者のやる気を著しく下げる「無駄会議」ベスト3 会議はマネジメントのための道具にすぎない
正しい会議が正しく連続し、相互につながっていれば、会議の目的はわかるはずだし、報告だけで終わるはずもない。今後どうしていくべきかのネクストアクションも決まるはずだ。
このベスト3の「無駄会議」の問題は、相互につながっている、と言える。
正しい会議のやり方
私は『脱会議』の著者ではあるが、会議は必要だと考えている。ただ、正しい会議のやり方よりもまず、正しいマネジメントのやり方を知ることが先だ。会議はただの道具だからだ。
マネジメントサイクルの基本はPDCA。計画を立て、そのとおりに実行し仮説検証する風土をつくることがまず第一。実行力がない組織に、会議などいっさい必要ない。会議を増やすことで実行力が伴うことなど、ありえないからだ。新刊『若者に辞められると困るので、強く言えません』に書いた通り、上司と部下とのリアルな対面コミュニケーションのほうが、はるかに大事だ。
計画の精度、実行力のある組織文化が醸成されてはじめて、定期的にチェックし、改善案を出し合うというマネジメントサイクルをまわすことができる。
「無駄会議」があふれる組織は、空気が悪くなる。タイパ(タイムパフォーマンス)を重んじる若者のやる気は著しく落ちるだろう。上司が会議に忙しいせいで、部下との接触を減らし、相互の関係も正しく構築できなくなるからだ。
まずは「無駄会議」の特徴を認識し、ひとつでも減らしていこう。「無駄会議」が多くある会社に、優秀な若者が定着するはずがない。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら