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紅麹問題で注目される「腎臓」が持つ重要な働き 腎臓専門医が指摘する「カビ毒」の危険性とは

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血液に乗って運ばれてきたゴミは、腎臓の糸球体という組織でふるいにかけられて、不要なものは尿として排泄されます。つまり、尿は血液からできているわけです。

腎臓の働きが低下してふるいがザルになると、血液中にゴミが残るだけでなく、必要なものまで尿に混ざってどんどん出ていきます。

体のゴミの排泄というと、便を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、便に含まれるのは食べ物の残りカスや腸内細菌の死骸など、ほとんどが腸のゴミです。

一方、尿については、血液に乗って運ばれてくる、全身のゴミを排泄しているのです。便秘が数日続いても不快な程度ですが、尿が出なくなることは生命の危機につながる深刻な事態です。

腎機能が低下すると体中がゴミだらけになる

この状態が続いたら、体にはゴミがたまっていきます。

いわば、あなたの体が「ゴミ焼却施設のない町」「下水処理場のない町」のような状態になってしまいます。

想像してください。もしもあなたの住む町で、下水処理場やゴミ焼却施設といったライフラインがストップしたら、いったい何が起こるでしょうか。

キッチンで皿を洗った水も、浴室でシャンプーした後の水も、トイレで使った水も、排水口でたまったまま、流れていきません。

そして下水管が詰まってしまったら、何かの拍子で下水が逆流して、家じゅうの排水口から一気に吹き出します。

こうして家の床は、臭く濁った生活排水で水浸しになります。

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【腎臓はライフラインの役目を果たしている】

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