私もあなたも実は「スライサー」かもしれない 一緒にいると「モヤモヤ」その理由を考えてみた

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

しかし、テイカーほどあからさまではないのだけれど、薄く、薄ーく、他人の時間やお金、好意(気持ち)を奪っていく人もいます。

たとえば「ほんの数分の遅刻を毎回する」「割り勘のとき絶対に“端数払うよ”と申し出ない」「食事をシェアして食べるとき、一番おいしい部分や、多くの量をしっかり確保している」「自分で調べればわかることも人に調べさせる」「自分が言いにくいことを他人に言わせる」……。

このような人と一緒にいると、だんだんモヤモヤがたまっていきます。結果として、しだいに会うのがおっくうになり、こちらから誘う頻度が減ります。

「大きく何かを取られているわけではないけれど、あの人はちょっと……」という感じ。たまに会うのはいいけれど、長く一緒にはいたくないような人です。

このようなタイプを、テイカーではなく、ここでは「スライサー」と呼んでみます。

スライサーはとにかく「損したくない」

なぜ、スライサーはこのような行動をとってしまうのかを考えてみました。

テイカーの場合、行動は「自分の利益優先、自分が得したい」が動機です。

一方、スライサーは「得したい」というより、できるだけ「損したくない」が動機なのだと思います。本音では、自分が持っている時間、お金、気持ちは、すべて出したくない。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事