史上初!韓国紙が日本人を東京特派員に据える理由 日本を正しく理解し、日韓共通の問題を解決したい

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塚本氏は、韓国メディア勤務では言葉以外にも予想される大変さがあると指摘する。

ネット上の批判が心配事

「先に述べた『韓国側がいかに日本を特別視しなくなったか』と相反することを言うようだが、今も韓国人は日韓関係には微妙な感情を持つ人が少なくない。例えば、大貫さんの記事にSNS上で悪意を持って批判する層なども存在すると思われ、中央日報はしっかり大貫さんを守ってほしいと願う。大貫さんには、それでもなお頑張って踏み込んだ内容を記事に盛り込んでいただきたい」とエールを送った。

日韓の社会全体を見れば、K-POPの人気女性グループのTWICEやLE SSERAFIMのメンバーに日本人が所属しており、大晦日のNHKの紅白歌合戦に出場するなど、若者の間でのサブカルチャーでの交流はすでに盛んになっている。

政治や社会問題、さらに言えば安全保障分野などでの協力はまだまだこれから先となる。大貫氏が少子高齢化や教育問題など日韓共通の課題に果敢に取り組み、日韓の相互理解の新たな、そして力強い架け橋になってくれることに大いに期待したい。

高橋 浩祐 米外交・安全保障専門オンライン誌「ディプロマット」東京特派員

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たかはし こうすけ / Kosuke Takahashi

米外交・安全保障専門オンライン誌『ディプロマット』東京特派員。英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』前特派員。1993年3月慶応義塾大学経済学部卒、2003年12月米国コロンビア大学大学院でジャーナリズム、国際関係公共政策の修士号取得。ハフィントンポスト日本版編集長や日経CNBCコメンテーターなどを歴任。朝日新聞社、ブルームバーグ・ニューズ、 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版、ロイター通信で記者や編集者を務めた経験を持つ。

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