「そうはいっても値段の安いものを買いたい」「長期熟成味噌は高い」とおっしゃる気持ちもわかります。
「安いもの」には必ず「裏側」がある
しかし、「安いもの」には必ず「裏側」があります。
「子どもが味噌汁を飲まない」と嘆く家庭をよく見てみると、味も風味も乏しい「速醸で作られた味噌」を、「値段だけ」を見て「安いから」と買っているケースも少なくありません。
ささいなことのように思える「日々の基本調味料選び」が、結果として「味噌汁嫌い」「和食嫌い」の子どもを生み出す一因にもなることも十分あるのです。
そして、「加工食品」に頼れば頼るほど、「結果的に高くつく」というのもよくあることです。
フリーズドライやインスタントの味噌汁を買うよりも、長期熟成味噌を使って手作りしたほうが、結果として、はるかに安価のはず。
毎日使う調味料にこそ、お金をかけるべきではないでしょうか。
『安部ごはん2』では「甘みそ」を使ったレシピを多数紹介しています。
たとえば、北海道の定番料理「ちゃんちゃん焼き」も、「甘みそ」さえ用意しておけば、簡単に自宅で作れます。甘辛いみそ味だから、野菜もたっぷり食べられます。
ぜひ「いい味噌」を使って、体に優しく、おいしい食事を作っていただきたいと思います。
次回は健康ブームに乗って人気を博している「だし入り味噌」について述べましょう。
*味噌シリーズの1回目:味噌の「米・豆・赤・白」の違い、正確に言えますか?
*味噌シリーズの3回目:平気で「だし入り味噌」使う人の超深刻すぎる盲点
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