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固まった筋肉をゆるめるだけ「首・肩コリ」撃退法 効果UPのため踏まえておきたい7つのポイント

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  • 坂詰 真二 スポーツ&サイエンス代表、フィジカルトレーナー
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ですから、首の前側の筋肉の柔軟性を高めて、頭をうしろに引きやすい状態にしてあげることが必要です。そのために有効なのがストレッチです。マッサージは筋肉の緊張を和らげて、こりを改善する効果はありますが、柔軟性を高める働きまではありません。

また、首や背骨を音がするまで強く速く動かす施術がありますが、これは大変危険です。

“ゴリッ”“バキッ”という音(クラッキング音)がすることで、何か機械のジョイントが修正されたような感じがしますが、首の周囲の細かい靭帯や筋肉だけでなく、血管や神経までも損傷するリスクがあります。

首の修正前に体幹を修正する

では早速、首の前側のストレッチをご紹介、といきたいところですが、実は、その前にやったほうがいいことがあります。それは“猫背”を改善することです。

ヒトの体には、体が倒れないように姿勢を制御する反射機能が備わっています。目線と顔を前に向けると重い頭が前に出るため、背中を丸めることでバランスを取ろうとします。

背骨はS字状のカーブを描いていて、頸椎は前、胸椎はうしろ、腰椎は前に湾曲しています。これは歩行時や走行時などに背骨全体がバネ(ショックアブソーバー)として働き、脳に大きな衝撃がかかるのを防ぐためと考えられています。

猫背は、胸椎のカーブがさらに強くなり、頸椎と腰椎のカーブがなくなって真っすぐになった状態です。そのため、顔を前に向けていても頸は背骨に対してすでにうしろに倒れた状態にあり、それ以上うしろに傾ける余裕がなくなっているのです。

背すじを伸ばす筋肉は、背中まわりにある脊柱起立筋ですが、肝心なのは、ここを鍛えるより、お腹の筋肉(腹直筋、外腹斜筋)の柔軟性を高め、背すじを伸ばしやすいように改善することです。

ストレートネックと猫背を改善するストレッチは最後に紹介します。首を痛めないように必ずお腹の筋肉を伸ばすストレッチから始めてください。

正常な姿勢では頸椎と腰椎が前弯、中央の胸椎が後弯するS字状のカーブを描いている(左)。猫背(腰椎後弯症)は頸椎と腰椎の前弯が失われ、胸椎の後弯が強くなった状態(イラスト:koti/PIXTA)

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