群馬県「移住希望9位→2位」に大躍進の納得の理由 「オール群馬」の取り組みが奏功、トップを目指す

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移住先として見た場合の群馬県全体の魅力は何か。経済、仕事、子育て、暮らしなどの面から気になる項目をピックアップしてみた。

【物価水準】小売物価統計調査(2022年)によると、全国平均の指数100に対し群馬は96.2で、宮崎に次いで全国で2番目に低い。ちなみにもっとも高い東京は104.7。10大費目別で見ると、群馬は教育が78.6と極めて低い。住居も87.0と低く、物価水準が高いのは光熱・水道101.6ぐらいだ。住宅・土地統計調査(2018年)の家賃平均を見ると群馬県は4万3755円。東京都区部8万2347円の約半分水準だ。

【一人当たり県民所得】内閣府県民経済計算(2020年度)によると、群馬は293万7000円で全国16位。トップである東京都521万4000円の56%の水準だ。

【消費支出】総務省家計調査(2023年/2人以上世帯)によると、前橋市は28万3599円。東京都区部34万1320円の83%の水準だ。教育費は年間6042円で、東京都区部の2万4160円の4分の1の水準となっている。

有効求人倍率は全国平均と比べても高い

【自動車保有状況】自家用乗用車の世帯当たり普及台数(自動車検査登録情報協会/2023年3月末)によると群馬県内の1世帯当たり保有台数は1.585台で全国4位。ちなみに1位は福井県で1.698台。

【有効求人倍率】2023年12月時点で1.50と高め(全国平均1.27)。

【工場立地件数】経済産業省工場立地動向調査(2022年)によると、群馬県の立地件数は39件で全国6位。立地面積は32ヘクタールで18位。ちなみに立地件数トップは愛知県の61件。立地面積トップは茨城県の116ヘクタールとなっている。

【温泉】日本有数の名湯・草津温泉を抱える。環境省の温泉利用状況(2023年5月)によると、温泉地数96、源泉総数459、湧出量5万2383リットル/分。

このほかにも、だるま生産日本一(高崎だるま)、夏から秋にかけてのキャベツ出荷日本一(嬬恋村)、こんにゃく芋生産日本一(シェア9割以上)など、群馬の自慢は多い。

日本有数の名湯・草津温泉(写真:まちゃー/PIXTA)
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