釧路が都心からの滞在体験で断トツ人気の理由 夏の最高気温は東京より10度、札幌より5度低い
酷暑を避けた涼しい北海道での「ちょっと暮らし」が人気を集めている。北海道の自治体が運営主体となり、移住や2拠点生活を希望している人向けに、生活に必要な家具などを備えた住宅を用意。その地域での生活を体験してもらう制度で、2022年度は道内の107市町村で実施、88市町村で実績を残した。
全体では2751件、利用者数は4768人で前年度比180%の大幅な伸びを記録した。利用者は首都圏在住者が1460件で最も多く、近畿圏507件、中京圏189件と続く。
利用が多かった自治体は次の通りだ(カッコ内は延べ滞在日数)。
①釧路市:2267人(2万3726日)
②厚沢部町:548人(5947日)
③浦河町:123人(4031日)
釧路市が断トツで12年連続首位
道東にある人口約16万人の釧路市が圧倒的人気で12年連続首位となった。2023年度のデータは集計中のため道全体の状況は不明だが、釧路市に関しては判明している。コロナ禍が明けて旅行支援制度がなくなったこともあり利用者は2026人と1割ほど減ったが、延べ滞在日数は2万5148日と大幅に増加している。1人当たりの滞在日数が延びたということだ。
なぜ、釧路が人気化しているのか。
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