認知症女性「謎の行動」繰り返す涙ぐましい"真意" 帰宅願望や夜間徘徊を生む「過去の呪縛」とは?
「うちへ帰らな」と施設を出ようとするおばあちゃん
認知症の人の行動はさまざまです。
夕方になるたび、「うちへ帰らなあかん」と言いだして、ウロウロしはじめるパターンはそれほど珍しくないかもしれません。
あるおばあちゃんがそうでした。一人で施設から出て行こうとすることもあるので目が離せず、職員みんなが困っていました。
これだけ帰宅願望が強いのはどうしてなのか。まず理由を突き止めたかったので、おばあちゃんと一緒に施設を出てみることにしました。
「おうちまで送っていきますね」と言いながら、どこへ向かって歩いていくかはおばあちゃんに任せていました。となりに付き添いながら、なるべく穏やかに話しかけるようにしていましたが、「ついてこんでええ!」と怒鳴られます。
仕方なく、こけそうなときなどにすぐに手が届く範囲の距離を保ちながら歩いていました。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら