危機管理のプロが教える「ネット炎上」時の対処法 炎上を逆手に好感度を上げる3つのアクション

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トラブルが起きてしまった際に正しく対処するための、3つのアクションをご紹介します(写真:metamorworks/PIXTA)
ソーシャルメディアを活用した情報発信が誰でも手軽にできる時代になりましたが、一方でトラブルも多発しています。情報発信トラブルが起きてしまったとき、その対処法によってはダメージを抑えるだけでなく、逆に好感度を上げることもできます。
近著『デジタル時代の 情報発信のリスクと対策』を上梓した北田明子氏が、トラブルが起きてしまった際に正しく対処するための、3つのアクションについて説明します。

トラブル時に取るべき3つのアクション

『デジタル時代の 情報発信のリスクと対策』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

SNSで発信した画像や文章が一部の人たちに不快感をもたらし、非難コメントが殺到し、炎上してしまうことがあります。いくらチェック体制を整え、注意を払っても、程度の差こそあれ、そうしたトラブルは起こり得ます。

このようなトラブルの際、次の3つのアクションが欠かせません。

1.とにかく冷静かつ迅速に事実確認する
2.初動が命。外部に対して迅速な対応を
3.危機管理や法律の専門家の意見を聞く

どれも「当たり前のこと」と思われるでしょうが、ことが起こった際は冷静さを欠きがちで、こんな「当たり前のこと」さえできなくなるもの。平時から、情報発信に関わる人すべてで、これらを共有していただければと思います。順に説明しましょう。

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