週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

危機管理のプロが教える「ネット炎上」時の対処法 炎上を逆手に好感度を上げる3つのアクション

7分で読める
  • 北田 明子 広報・PR、危機管理広報アドバイザー
2/4 PAGES
1.とにかく冷静かつ迅速に事実確認する

自組織がSNS上で発信した情報によって炎上したときには、まずは落ち着いて事態を受け止める必要があります。寄せられた非難コメントを見て、怒ったり、動揺したりと、つい感情的になりがちですが、ここは冷静になって現状を正確に把握します。

そんなときに役立つのが、日頃準備している危機管理に対応する手順とツールです。そもそも、ソーシャルメディアのトラブル対応は、まさに不祥事が起きた際の謝罪や会見と同様に、いまや危機管理広報の仕事と言えるでしょう。

「現状報告シート」を活用

私の場合は、何か問題が発生すると、必ず危機管理広報用に作成してある「現状報告シート」に確認したことを埋めていくようにしていました。具体的には、学校で習った5W1Hのコマを作り、そこに確認したことを記入していきます。

・WHO(誰が)
・WHEN(いつ)
・WHERE(どこで)
・WHAT(何を)
・WHY(なぜ・目的)    
・HOW(どのように)
・担当対応部署
・発信者
・発信内容
・炎上の原因

このシートに、正確な事実確認を埋めていき、担当者間で共有します。この作業をすることで、冷静に対応することができます。他の事故や事件などにも役立ちますので、常日頃から用意しておくといいでしょう。

また、収集した事実の確認は、手分けして早急に行います。「トラブルを周りに知られたくない」とか、「できるだけ内密に」と考えて、限られた人数の中で処理していると時間がかかります。トラブルはいずれ、社内には公開しなくてはならないことですから、社員が一丸となって作業を進めていくことです。

次ページが続きます:
【初動が大切な納得の理由】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象