認知症の人の理解が一気に進む「5つの会話術」 会話がスムーズになるちょっとした「コツ」
「ごめん、もう一度最初から話してくれる?」
「ですから、血圧を測ってお風呂に入って、そのあとにご飯とリハビリで……」
「私は、なにをしたらいいの? どうすればいいの?」
こんなやりとりが延々と続くと、どんどん雲行きが怪しくなっていきます。
会話はひとつずつ、言葉の列車は4両まで
認知症の方との会話のコツは、言葉の入力数を少なくすることです。
「○○さん、□□しますよ」というところで区切りましょう。それが終わったタイミングで「次は△△しましょうね」というように、一つひとつ伝えていきます。
さらに、1回あたりの単語の使用は4語以内が理想です。
「○○さん 血圧 測りますよ」
「○○さん お風呂 入りましょう」
「お昼ご飯は 焼き魚です」
口から出発する言葉の列車は、4両編成まで。
一連の流れですべて伝えてしまうと、頭の働きが苦手になった人には理解が追いつかず、不安しか残りません。
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