「パワハラ上司」巧妙な3大"陰湿攻撃"と回避法 「悪くない部下」をじわじわと追い込む蟻地獄

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こちら側へ異常に質問を投げかけてくる陰湿上司にも注意しましょう。

弱みを引き出すように質問してくる上司に注意

【陰湿攻撃②】「答え」を誘導して責める

「なぜ、今回結果が出なかったか、わかる?」「自分で全力を出してやったと実感してる?」など、部下の言うことを聞く姿勢を見せつつも、基本的には自分の欲しい回答を言ってくれるのを待っているだけです。

昨今ビジネス界でも「ビジネスコーチング」「傾聴力」などが話題ですが、このタイプはこれらの領域を表層的に軽くかじっている場合が多いです。

私はこのような陰湿上司の動きを、「誘導コーチング」「誘導傾聴力」と呼んでいます。

本来のコーチングや傾聴力とは真逆の行いをしているのにそれに気づいていないことが多く、かなり厄介です。

ひとつの見極めポイントとしては、下記のように想定とは違う返しやあえてとんちんかんなことをぶつけてみることです。

上司:「なぜ、今回結果出なかったかわかる?(攻める理由・弱点を引き出したい)」
回答例:「そこなんです。私も、本当に理由が知りたいです」
上司:「全力出してやったと思っているの?(「いいえ」を引き出したい)」
回答例:「全力かはわかりませんが、気づいたら朝になっているほど集中していました」

無理に自分の意見や自分のロジックへ修正しようとしたら「クロ」ですので、注意して距離を置きましょう。

【陰湿攻撃③】「名言」を引用する

最後はやたらと「名言」を引用する上司です。

例としては「"仁義を通せ"と〇〇さんも言ってる」などとフィードバックの際に、ビジネス界の重鎮やエリートが自分の本の中やインタビューで使っている言葉をフィードバックで多用してくる上司にも注意です。

もちろん、ちゃんとフィードバックに適した場合の引用は問題ありませんが、引用を多用するときは、実は自分の主張やワガママを通すために、名言を都合よく解釈して、隠れ蓑にして陰湿化している可能性があります。

例えば、「仁義を通せ」という話をしてくるけど、よくよく話を紐解いていくと、「おれに話を通してからにしろ」という実に女々しいパターンもあります(もちろん本当に上司に話を通したほうがいいケースもあります)。

何に対してのフィードバックなのか、ロジックが飛躍してないか、しっかり見極める必要があります

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