このような背景から、いきなりパワハラと受け取られてしまうような強い指導はできないので、部下に対する嫌味をフィードバックの中に巧妙に入れてしまっている陰湿な上司が増えてきています。
実際に私が人事コンサルとして携わる組織も、ここ数年で今までのような明らかに顕在化している問題(パワハラ、ロジハラ)より、巧妙に隠れている潜在化された問題(陰湿さ)が増えてきました。
このような陰湿上司は、一見「ちゃんとした上司」という評価を受けているため、陰湿なフィードバックを受けたとしても、部下は「自分が悪かった」と自責の思考を持ってしまいがちです。
何度も、巧妙な陰湿フィードバックを受けると、やがて部下の自己肯定感や、仕事への自信は下がり続け、メンタル不全に陥るケースもあります。
今回の記事では、「陰湿上司がやりがちな3大陰湿攻撃を知り、それからどう自分を守るのか?」について紹介したいと思います。
自分の上司が「陰湿かどうか」の判断をするために学んでいきましょう。
絶対NG! 陰湿上司がやりがちな3大攻撃
仕事をしていたらミスをしてしまうことは誰にでもあります。
もちろんないに越したことはありませんが、ミスをしたこと自体は悪いことではなく、「そのミスをどう取り返していくか?」でビジネスパーソンの真価が問われるものです。
一方で、その1つのミスにつけ込んでネチネチとフィードバックにしてくる上司には注意です。
フィードバックという指摘を伝える場から、ネチネチと日頃の怒りを伝える場になっている可能性があります。
ひとつの見極めポイントはフィードバックをする時間です。
10分以上、フィードバックをしてくる上司は怒りに感情を任せている可能性があります。
具体的には「お前って前からさあ……」「今回、全力出してないよね」などのそのミス以外の過去のミスや人格批判などをしてきたら、要注意です。
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