ここまでお話ししてきた3つの方法を、実生活でどのように活用すればよいのか、実例を挙げてみましょう。
私の友人Fのエピソードをご紹介します。
あるとき彼は「社内メールを、厳しい先輩に誤送信してしまった」という痛恨のミスを、夜中まで悩んでいました。
普通に考えれば、翌日に謝れば済む話でしょう。
ですが彼はメンツや誇りゆえに、そんなミスをした自分が許せず「会社を辞めるしかない」というレベルにまで思い詰めてしまったのです。
そのような状態は、たしかに誰にとっても苦しいものです。
深夜に電話で相談を受けた私は、③の「現在に意識を集中する」という方法をすすめました。
つまり、その時点でなすすべが何もないのなら、気持ちを現在にフォーカスさせて、心配ごとを「いまやること」から外せばよいのです。「とりあえず睡眠をとって、翌日に先輩に正直に話す」というのが、この場合の最適解でしょう。
悩みも不安も未来からやってくる
ともかく「不確かな未来」なんて先取りをせずに、未来のことはそれが「現在」になった時点にあずけるべきなのです。
そうでないと、一睡もできずに睡眠不足の状態で出社をすることになり、再びミスを起こしかねませんからね。
総括しておきましょう。
自分が意のままに使える時間なんて、有限です。
悩みや不安は、3つの方法を活用して早めに手放していきましょう。
また「悩みも不安も未来からやってくる」という事実は、生涯覚えておいて損はありませんよ。
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