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借金9億円を返済した2代目社長のすごい手腕 アウェーの中で社内改革を進めた工夫とは

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  • 市川 慎次郎 中央シャッター/横引シャッター代表取締役
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私たちのように改革をすればぐっとよくなる会社は多いと思います。それなのに実行しないまま会社が停滞、衰退している。やればできるのに、やらないのはなぜか。それは、「ズルい大人だから」だと私は思っています。

大人はすぐに横文字を使って、難しい言い回しをして、できない理由を正当化しようとします。私は、それはズルいことだと子どものころからずっと思っていました。

ズルい大人になるな、現実を直視しろ

私は社員にも問いますし、自分にもこう問いかけます。

「できたほうがいいのか、できないほうがいいのか」

できたほうがいいのにやるのは嫌だという。それではできるわけがありません。できたほうがいいと思っているなら、やるしかありません。

前もこんなことあったけど、なんとかなったし。

そんな面倒くさいことをしなくてももっと他にいいやり方があるはずだ。

そんなことやっても変わらない。

口にはしなくても、本心はこういう思いがあるのです。

「そんなこと」というぐらいだったら、やってみればいい。やらないから変わらないのです。

自分の人生の主人公は自分だけど、それはドラマや映画のものとは違います。ハッピーエンドが待っているとは限りません。行動した結果、自分が望んでいた通りのものになるかどうかもまた別の話です。しかし、行動を起こした人だけが結果を見ることができるのです。

借金を返済するときには、「なんとかなる」と思い込むことが大事です。しかし、「どうにもならん」という自分もいて、「なんとかなるという根拠を示せ」といってくる。この対立が私の中でいつも起こります。

「どうにもならん」という自分は、ダメな根拠を出してきます。これは出てきやすい。このダメな理由を一つひとつ潰していけばいい――というのが、借金に対する私の考え方でした。

会社が破綻した状態というのは、借金の金利の返済分が大きくなりすぎて、返済をしても元金を減らせない状態になったときです。

幸いなことにわが社はそこまで追い込まれてはいませんでした。返済をしながらも、元金を減らすことができていました。しかも、当時の私はまだ20代。時間をかけて返済し続けていけば、いつかはきっと返すことができるはずと思えたのです。

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