借金9億円を返済した2代目社長のすごい手腕 アウェーの中で社内改革を進めた工夫とは

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私はずっと際立つものがないまま学生時代を過ごしてきました。そこに多少の劣等感もありました。そんな自分でも際立つものをつくれるとしたら、継続するしかないと思ったのです。

何かを決めて続けることは誰でもできます。何かを極めるには1万時間が必要と言われていますよね。1日3時間ぐらい頑張れば、1万時間は8年6カ月ぐらいですから、10年もすればだいたいのことはできるようになるのです。

目標は掛け算で達成する

幸いにして若かったので、自分には時間だけはあると思っていました。

夢や希望、目標をかなえるのには次のような公式があります。

夢・希望・目標=いまできること×時間

夢・希望・目標が大きいのであれば、「いまできること」を増やすか、「時間」を増やすか、もしくはその両方を増やすことです。時間があるならじっくりできますが、時間がないなら努力の程度を増やす必要があります。

できることが小さければ、うんと時間をかければいい。そのうち「できること」が増えていくので、掛け算の結果が雪だるま式に増えていきます。

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だから9億の借金を返済したいという希望は、毎月1万円を9億円ぶん時間(9万時間)をかければいいわけです。「いやいや、そんなに時間はかけられないよ」というのであれば、2万円、3万円にするしかない。単純な掛け算の理屈です。

なぜ掛け算なのか。

0と1は使ってはいけません。ゼロというのはやらない、時間をかけないということ。

1というのは人並み。夢、希望が大きいのであれば人並み以上の努力が必要ですから、必ず1.1以上の数字にしなければなりません。

そうしてコツコツやっていれば、急に壁をぶち破れるときがあります。勉強でもわからないところで詰まっていても、ある日突然わかる日がくることはよくありますよね。

借金返済でも会社経営でもそういう時期がくるのです。そのために、人並み以上の努力を、積み重ねていくしかありません。

市川 慎次郎 中央シャッター/横引シャッター代表取締役

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いちかわ しんじろう / Shinjirou Ichikawa

1976年、埼玉県生まれ。東京都内に本拠を置く、株式会社中央シャッター、株式会社横引シャッター代表取締役。父の先代社長が、従来上げ下げしていたシャッターを横開きできるよう開発して、「横引きシャッター」として特許を取得。24歳の時、父の経営する株式会社中央シャッターに入社。父の下で創業者の精神を叩き込まれ、総務部部長・経理部部長を兼任し、当時9億円を超えていた負債を圧縮して会社を立て直した。2012年、父の急逝を受けて代表取締役に就任。

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