初の「出戻り総務官僚」が転職→復帰を選んだ本音 処遇に周りの反応…"リスク承知"で戻ってきた
お堅い総務省内で“出戻り”が話題に
――平松さんは「出戻り第1号」の総務官僚になりました。総務省では、管理職としての経験者採用も初めてだと聞いています。率直にどう感じていますか。
省内では話題にはなっているみたいで、“第1号”というよりかは、“私が戻ったこと”を誰でも知っているような状態です。ただ、霞が関では初めてではないですし、珍しいですけど、すごいことだとは思っていません。
年次を超えた人事をしている経済産業省などと違って、テレコム(旧郵政系)、旧総務庁、旧自治が統合されてできた総務省は、割と堅い官庁だと思います。そういう意味では私が戻ることについて、いろいろ調整をいただいたのかなと本当にありがたく感じています。
――そもそもなぜ、新卒で官僚という仕事を選ばれたのでしょうか?
官僚になりたいと思ったのは大学生の時です。「国のために仕事をしたい」という思いが1番の本質としてありました。
また一生働きたいと思っていたので、女性が働きやすいという職場では公務員がいいのかなと考え、グローバルに仕事をしたかったこともあり、国を選びました。
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